MACからiTermを使ってエックスサーバにSSH接続する方法
MACからiTermを使ってエックスサーバにSSH接続する方法
エックスサーバではSSH接続に「公開認証鍵」を利用します。
通常のユーザーとパスワードを利用した接続は認めていません。
今回はMACのターミナルで一番人気の「iTerm」を使った接続手順を説明します。
作業ポイント
- 鍵ペアを作成する
- 作成した公開鍵をエックスサーバに登録
- iTermから接続
作業手順
鍵ペアを作成
MACのターミナルより以下のコマンドを実行しましょう。
1 |
ssh-keygen |
すると、
1 2 |
Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/Users/[USER]/.ssh/id_rsa): |
と聞いてきます。
キーのペアを作ります。
鍵ペアのファイルをどこに作成しますか?ここでよいですか?
ということで、特別な理由がない限りそのままエンターでよいでしょう。
ユーザーのルートを起点に作成されます。
鍵のパスワードを決定
次に任意のパスワードを聞いてきます。
忘れにくくかつ悪用されないパスワードを決めて入力しましょう(これが難しいのですが)
1 2 |
Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again: |
パスワードの確認のため2度入力が必要です。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
Your identification has been saved in /Users/hogehoge/.ssh/id_rsa. Your public key has been saved in /Users/hogehoge/.ssh/id_rsa.pub. The key fingerprint is: SHA256:aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa hogehoge@mac.local The key's randomart image is: +---[RSA 2048]----+ | .+ *Eo+ | | + o | | + o.* . . | | + + | | | +----[SHAAAA]-----+ |
これであなた専用の公開鍵と秘密鍵のファイルがひと組作成されました。
※上記情報は一例です。内容は人により異なります。
実際にファイルを見てみましょう。
ユーザーディレクトリ直下の「.ssh」ディレクトリに
id_rsa
id_rsa.pub
の2ファイルが作成されています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
[hogehoge]:.ssh:$ pwd /Users/hogehoeg/.ssh [hogehoge]:.ssh:$ ll total 24 drwx------ 5 hogehoge staff 160 2 13 18:19 ./ -rw-r--r-- 1 hogehoge staff 3495 3 3 17:45 known_hosts -rw------- 1 hogehoge staff 1766 3 3 18:03 id_rsa -rw-r--r-- 1 hogehoge staff 415 3 3 18:03 id_rsa.pub drwxr-xr-x+ 71 hogehoge staff 2272 3 3 18:06 ../ [hogehoge]:.ssh:$ |
鍵をエックスサーバに登録する
いよいよ最終作業。
エックスサーバのサーバパネルよりSSHメニューを選択し以下の画面を表示。
※左メニューの一番下にあります。
次に公開鍵登録・設定を選択。
ここで先ほど作成した「id_rsa.pub」ファイルの中身を貼り付けます。
追記:
質問が多かったのでid_rsa.pubの中身を簡単に表示・確認する方法を追記します。
- ターミナルを起動
- cd .ssh
- cat id_rsa.pub
追記終わり:
貼り付けたら「公開鍵を登録する(確認)」ボタンを押下。
以上で、ローカルPCとエックスサーバ間で、認証・公開鍵を使ったSSH接続の準備が完了しました。
iTermで接続を試みる
それではiTermで接続を試みましょう。
設定は以下。接続ポートが10022であることに注目。
Command: ssh hogehoge@hogehoge.xsrv.jp -p 10022
接続実行!
指定したユーザー名やサーバー情報、パスワードに誤りが無ければ無事ログインが可能となります。
接続成功!
まとめ
エックスサーバは速度を重視したレンタルサーバで、かつ比較的安価なサービス内容となっています。
また、SSH接続時のセキュリティー対応にも見られるとおり、しっかりとした運用体制を感じます。
パネルメニューに用意された全ての機能を理解するには、やや専門知識を必要としますが、
かゆいところにも手が届く仕様で、中級者以上にとっては有りがたい機能が豊富です。
もちろん初心者向けにもマニュアルが用意されていますのでお勉強にもなるかと思います。
最後までご覧いただき有難うございました。
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